ガンプラブーム : ガンプラ&フィギュア

ガンプラブーム

1980年7月発売の「1/144(144分の1)ガンダム」を初めとして、『機動戦士ガンダム』の放映後に発売され始めた「ガンプラ」は、最初は同時期の子供向けロボットプラモデルの中では特に目立つ商品では無かった。しかし原作アニメのそれまでにはないリアルな雰囲気を感じ取ったモデラーがミリタリーモデル(実在の兵器のモデル)的な発想で改造を施した作例が、模型雑誌「ホビージャパン」別冊の「How to build Gundam」に発表されると小・中学生を中心にブームが起こった。さらに1981年に創刊された「コミックボンボン」はガンプラを前面に押し出した誌面構成を行ないブームを加速させた。ガンプラとは無関係な「てれびくん」も、一時期ガンプラを掲載していた時期があった。

またガンプラの価格は1/144スケールで1個300円程度からと、男児向け玩具としては超合金シリーズ等と比べて手頃な値段であったため大人気となり、一時は模型店で品切れを起こす店が続出するほどで、 1982年1月24日には、千葉県のダイエー新松戸店でガンプラを購入しようと開店と同時にエスカレーターに殺到した小中学生250人による将棋倒し事故が起こるなど、社会現象にもなった。また、ガンプラの品薄状態に便乗して、名前やパッケージを似せた商品(代表するものに「ザ★アニメージ」・「モビルフォース ガンガル」がある)も多く出回った。このブームに合わせてバンダイも次々と『機動戦士ガンダム』に登場した兵器等をキット化、遂にほぼ全ての種類が出尽くしたために本編未登場の兵器までもがキット化され(アッグシリーズも参照)、『モビルスーツバリエーション (MSV)』 の展開へと繋がった。これらの一部は、後に製作された機動戦士Ζガンダム、機動戦士ガンダムΖΖに追登場した。

『機動戦士ガンダム』初回放送は途中で玩具会社クローバーがスポンサーから降りたため打ち切りとなったが、高年齢層ファンの間での作品の評価にガンプラブームが相まって再放送が重ねられるようになった。現在のガンダムシリーズの人気はガンプラによるものが大きいとも言える。

その後も後続の作品群・ガンダムシリーズの展開に合わせて数多くのキットが発売される一方で、旧作のキットも連綿と再生産が重ねられており、ガンプラの出荷数は国内外の累計で3億7600万個を突破している(2006年3月時点)。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

エクセレントモデル/RAHDX ガンダム・アーカイブス サイド4ハマーンカーン


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